2020年のNHK大河ドラマの主人公が明智光秀に決定した。光秀の半生と本能寺の変については今も謎が多く、歴史の専門家やマニアの間で侃侃諤諤の論争が繰り広げられている。
今後、日本史サイトでは明智光秀の謎を様々な角度から検証したい。
第一弾として、以下の謎を取り上げる。
1.明智光秀はどこで出生したのか?
光秀は歴史的にはあまりにも有名であるが、その前半生については文献が殆ど残っておらず謎が多い。
大河ドラマで焦点を当てる前半生については、「従来とはまったく異なる新しい解釈」で、光秀自身と同時代の戦国大名の活躍をオリジナル脚本に基づき製作されると発表されている。つまり、前半生は殆どが創作により構成されると思われる。
我々日本史サイトは、創作自体を否定する気はなく、むしろそれをきっかけに日本史に興味を抱く人たちが増えることを歓迎する。一方で、史実に近い様々な視点や説を深く掘り下げることで、日本史ファンが大河などの歴史ドラマ・映画・小説をより楽しめる、と考える。
第一弾として光秀出生の謎を取り上げる。
2.足利義昭から織田信長へ。主君変更の謎と経緯について
光秀は、元々は朝倉義景や足利義昭の家来であった。義昭に仕えていた頃、光秀は義昭と織田信長の関係を取り持った。その後、光秀は信長に「見初め」られ、初めて歴史の表舞台に立ったのである。
しかしながら、信長に仕えるに至った経緯については謎が多い。特に一時期においては戦国時代としては極めて珍しい“両属“(義昭と信長の両方に同時に仕える事)の形態をとった。我々日本史サイトは、両属に至るまでの経緯と状況、最終的に信長に仕えた要因を検証する。
3.なぜ光秀は織田信長を裏切ったのか?
余りにも有名な本能寺の変に関する謎。日本史サイトでは、まずは予断を持つ事なく現時点で考えられている主要な諸説を出来る限り紹介する予定。
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